巨人・小林が大城上回る得票…　球宴ファン投票“ノミネート外”で奮闘する注目3選手

巨人・小林、オリックス・伏見、西武・滝澤はノミネート用紙に名前が無い中でもランクイン

　7月26日、27日に行われる「マイナビオールスターゲーム2022」のファン投票は7月6日に最終結果が発表される。中間発表は土日を除く毎日行われているが、候補選手にノミネートされていなくても、ランキングに入っている選手がいる。そんなノミネート外で“奮闘”する選手を見ていこう。

　オールスターのファン投票では郵送、ネット投票とも、ポジションごとに選手がノミネートされている。各球団で先発3人、中継ぎと抑えが1人ずつ、野手8人（捕手、内野4人、外野3人）、DH1人（パ・リーグのみ）と13人（パ・リーグは14人）が投票用紙に書かれており、ファン投票の上位を占めるのは、大半がこのノミネート選手だ。

　そんな中で“ノミネート外”で中間発表でランキングに名を連ねる選手もいる。それが、巨人・小林誠司捕手、オリックス・伏見寅威捕手、西武の滝澤夏央内野手の3人だ。20日の中間発表では、セ・リーグ捕手部門で小林が6万7656票を集めて4位、パ・リーグ捕手部門では伏見が2万4194票で5位、同遊撃手部門で滝澤が2万8087票で5位となっている。

　ここまで小林は32試合に出場し、打率.143ながら、抜群の強肩を生かした守備でファンを魅了し、根強い人気を誇っている。巨人の捕手は大城卓三捕手がノミネートされているが、大城は5万6771票の5位。小林が上回る票を集めている。

　伏見は捕手としてチームトップの44試合に出場して打率.246、1本塁打11打点と成績を残して票を集めた。オリックスからは若月健矢捕手がノミネートされているが、伏見が5位、若月は圏外となっている。

　高卒1年目で育成から支配下登録された滝澤は源田壮亮内野手の離脱中に遊撃のポジションを守り、ハツラツとしたプレーを見せたことでファンの票を集めた。パ・リーグの遊撃手部門はソフトバンクの今宮健太内野手がトップに立ち、源田が2位。滝澤は5位に入り、同一球団から2人がランク入りしている。

　過去には2016年に支配下登録された阪神の原口文仁がブレークし、ノミネート外から一時はトップに躍り出るなど、17万4556票を集めて話題になった（最終的には2位、監督推薦で出場）。最後までファン投票の行方から目が離せない。

（Full-Count編集部）