大谷翔平に大差つけた男は「新しい球界最高の打者」 圧倒的成績を裏付けるデータ

エンゼルス・大谷翔平(左)とアストロズのヨルダン・アルバレス【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平(左)とアストロズのヨルダン・アルバレス【写真:ロイター】

球宴の第1回中間発表、DH部門でアルバレスは大谷に28万613票の大差で1位

 MLBは21日(日本時間22日)、7月19日(同20日)に行われるオールスター戦(ロサンゼルス)の第1回中間結果を発表した。エンゼルスの大谷翔平投手はア・リーグの指名打者部門で2位にランクインしたが、1位のヨルダン・アルバレス(アストロズ)に28万613票の大差をつけられている。ではアルバレスとは何者なのだろうか?

 大谷の55万5056票に対して83万5669票もの支持を得たのも納得の成績を残している。中間発表までに59試合に出場して打率.311、18本塁打、47打点、OPS1.026。打撃指標のほとんどでリーグ上位につけている。2019年にメジャーデビューすると、87試合で27本塁打を放って新人王を受賞。しかし2020年は膝の故障でわずか2試合の出場、2021年は144試合で33本塁打を放ったが万全ではない中での結果だった。

 そんな中で臨んだ今季、24歳にして大ブレークを迎えようとしている。MLB公式サイトが「これが新しい球界最高の打者だ」と特集を打ち、成績を裏付けるスタットキャストのデータを紹介するほどだ。打撃の総合的なパフォーマンスを測る3つの指標、xBA(予測打率)、xwOBA(予測wOBA)でメジャートップ、xSLG(予測長打率)ではジャッジに次ぐ2位につけている。

 また、打球も全方向に満遍なく放ち、速球と変化球ともに苦にせず、まさに“完全無欠”。記事でも「アルバレスはベストの中のベスト、最も輝かしいスターたちに匹敵している。数字はそれについて嘘をつかない」と、手放しで称賛されるほどだ。エンゼルスと同地区のアストロズに所属していることから、投手・大谷との直接対決にも注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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