マリナーズ監督、大乱闘に「常軌を逸脱した」　“伏線”からの死球に「感情が高ぶった」

ウィンカーへの死球から両軍入り乱れて殴り合いの大乱闘、計8人が退場

■エンゼルス 2ー1 マリナーズ（日本時間27日・アナハイム）

　26日（日本時間27日）に大谷翔平投手が出場したエンゼルス-マリナーズ戦で、両軍計8人が退場となる殴り合いの大乱闘が起きた。自らも退場となったマリナーズのスコット・サービス監督は「あれは試合中に起きるべきことではなかっただろう。（みんなの）感情が高ぶった。うちの選手に向かって投げられて、手に負えない事態になった。競ったいいシリーズだったが、あの場面ではちょっと常軌を逸脱した」と怒りをにじませた。

　初回1死からエンゼルス先発・ワンツの投球がロドリゲスの頭上付近にいって警告試合が宣告された。しかし2回無死、ウィンカーへの初球が死球となり、三塁ベンチ前で両軍入り乱れての大乱闘に発展。約17分間も試合が中断し、両監督ら計8人が退場した。

　前日25日（同26日）の同戦で、エンゼルスのトラウトが2点を追う9回に執拗な内角攻めを受け、95マイル（約153キロ）が顔面付近に。主砲はマウンドをにらみつけ、結局申告敬遠となっていた。前日の事態がこの日の試合に影響したことを驚いているかと聞かれた指揮官は「選手たちは頭を一度空っぽにして、翌日の試合に臨むべきだが、明らかにそうはならなかった」と振り返った。

（Full-Count編集部）