鷹“隠れエース”が躍動 好投の石川を工藤監督絶賛「見事なピッチング」
ソフトバンクが石川の好投で西武に快勝
ソフトバンクは26日、西武に4-1で快勝。石川柊太が西武打線を8回1失点に抑え、打っては松田宣浩のひと振りで接戦にケリをつけた。
これが鷹の“隠れエース”の実力だ。5試合連続9得点以上を記録していた強力打線を相手に、8回まで犠飛による1点だけに抑え込んだ。工藤公康監督も「見事なピッチングでした」と手放しで石川の好投を称えた。初回から積極的にインコースを突く姿勢に指揮官も「攻めるところをしっかり攻めて隙のないピッチングをしてくれました。逃げない姿勢が出ていましたね」と大満足だ。
9回、継投に出たことについては「(8回からモイネロと森唯斗で)1イニングずつということも考えていました。8回は右が続いて金子くんはスイッチだけど石川くんにタイミングが合っていなかったし、石川くんも『もうちょっと投げたい』ということだったので(8回まで)いってもらいました」と説明。モイネロと森の登板間隔が「ちょっと空いていたんでね」ということから9回の“抑えリレー”になったようだ。
また「失投を逃さずに決めてくれたのは非常に大きい」と殊勲打の松田を称えると、十亀との相性の良さには「思い切り期待していましたよ。この間の西武(メットライフ)ドームでも1本打っているし、そういう相性といいところで回ってくるというのは不思議なものだなと今日改めて感じました」と工藤監督。
この日の試合は「鹿児島デー」として開催され、試合前から鹿児島のPRなどが行われた。柳田悠岐の逆転サヨナラ弾で鹿児島での連勝を8に伸ばしたばかりとあって、工藤監督は「今日もいい勝ち方ができたと思います」と感謝していた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)