146年の歴史で初の珍事 “カオス”な三重殺は「クレイジー」「なんて災難だ!」
無死一、二塁で中堅手が飛球を捕球、送球受けた三塁手が2人の走者をアウトにした
■ツインズ 6ー3 Wソックス(日本時間5日・シカゴ)
ツインズが4日(日本時間5日)に敵地で行われたホワイトソックス戦で、「8-5」という両リーグ通じて初のトリプルプレーを完成させた。無死一、二塁で深い飛球をキャッチした中堅手が三塁へ送球、飛び出していた一塁走者にタッチするとともに二塁ベースを踏み、同じく飛び出していた二塁走者をアウトにした。珍トリプルプレーに、ファンは「酷い走塁」「なんて災難だ!」「こんなの見たことない」と声をあげている。
2-2で迎えた7回、ホワイトソックスのAJ・ポロックは無死一、二塁でセンター後方に深い飛球を打ち上げた。ツインズの中堅手バイロン・バクストンが背走してフェンス手前でキャッチ。素早く内野に返球した。これを捕った三塁手のジオ・ウルシェラが、飛び出していた一塁走者のヨアン・モンカダを二、三塁間でタッチしてアウトに。ウルシェラはそのまま二塁ベースを踏み、同じく飛び出していた二塁走者のアダム・エンゲルをアウトにしてトリプルプレーでチェンジとなった。
MLB公式サイトは「バクストンがありそうもない8-5のトリプルプレーを始めた――ア・リーグ/ナ・リーグで史上初」との見出しで詳報。1876年から全てのトリプルプレーを記録しているセイバー(SABR)のデータベースによると、8-5のトリプルプレーは両リーグ通じて史上初で、モンカダとエンゲルはいずれもバクストンが飛球を捕球したことに「気付いていなかったようだ」と伝えている。
珍トリプルプレーの動画をMLB公式ツイッターが投稿すると、ファンは反応。「ホワイトソックスは一体何してんの」「これはめったに見られない」「走者2人とも注意を払ってなかったってこと?」「クレイジー!」とコメントが寄せられた。