大谷翔平、HRダービーは「なるべくプレーしたい」 トラウトら出場辞退も前向き検討
トラウトは大谷のHRダービー出場を後押し「オオタニがやりたいならやればいい」
メジャーリーグ機構(MLB)は8日(日本時間9日)、オールスター戦(19日、ロサンゼルス)の先発出場野手を決める最終ファン投票の結果を発表し、エンゼルスの大谷翔平投手はア・リーグDH部門で2年連続で選出された。この日の取材では、球宴前夜祭として18日に行われるホームランダービーについても言及。「まだ何も話していないので。どうなるかはちょっと分からないですけど、選んでもらったからには、なるべくプレーしたいなと思います」と、出場要請があれば前向きに検討する意向と語った。
大谷は昨夏のホームランダービーに日本人初出場したが、第1ラウンドで敗退。ナショナルズのフアン・ソト外野手に2度のタイブレークの末に敗れた。今季はここまでリーグ9位の18本塁打だが、昨季はリーグ3位の46本塁打。そのパンチ力は全米に広く知られている。
リーグ3位24発の同僚マイク・トラウト外野手は「正式に断った」と出場を辞退した。他球団でもブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手の出場辞退が米メディアで伝えられている。トラウトはこの日の取材で大谷についても言及し、「彼次第だ。彼がやりたいならやればいい」と、大谷の意向を後押しする考えを明かした。
投手と控え野手は選手間投票などで選ばれ、10日(同11日)に全選手が出揃う。大谷は先発投手でも選出される可能性のある。昨夏に続いてホームランダービー、オールスターでのリアル二刀流と盛り上げるのか。貴重な休養日がなくなる球宴ウィークについて、大谷は「マイナスばかりではないかなと思います」と前を向いていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)