大谷翔平を「全力で獲得すべき」 NY紙が「主力&有望株」差し出すトレードプラン提案
「ニューヨーク・ポスト」がトレード相手を提案
今季も二刀流で活躍するエンゼルス・大谷翔平投手の去就について議論が盛り上がっている。16日(日本時間17日)にはナショナルズのフアン・ソト外野手が15年総額4億4000万ドル(約610億円)の契約延長オファーを拒否し、ナショナルズは他球団とのトレード交渉を受け入れる方針であるということが米メディアによって報じられると、ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は「ヤンキースとメッツは、ソトとオオタニを全力で獲得すべきだ」と、ニューヨーク2球団の大型補強を提案している。
大谷、ソトともに球界のスターなのは言うまでもない。エンゼルスのオーナー、アート・モレノ氏のもとで過去に働いていた複数の人物は「モレノは即戦力にならないと思う選手とは、(大谷を)トレードしないだろう」と語っているという。
シャーマン氏はこれに対して、即戦力とプロスペクトをトレード要員とする案を提案。ヤンキースであれば、2018年に24本塁打で大谷と新人王を争い、翌19年に38本塁打をマークしたグレイバー・トーレス内野手と2019年MLBドラフト1巡目指名を受けたアンソニー・ボルピー内野手。メッツなら巧打者ジェフ・マクニール内野手とフランシスコ・アルバレス捕手を大谷、もしくはソトとのトレード要員として差し出してはどうか、と提案した。
エンゼルスは前半戦を終えて地区4位。プレーオフ進出は今季も厳しくなってきている。大谷が残留すれば、マイク・トラウト外野手とアンソニー・レンドン内野手と合わせて3人で「年間1億ドル(約137億9000万円)を超えることになる」とシャーマン氏は指摘する。エンゼルスの幹部はどのような決断をするだろうか。
(Full-Count編集部)