大谷翔平、初の投打ランキング10傑入りも? 7回途中6失点も規定投球回に到達

7回途中6失点で5敗目を喫したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
7回途中6失点で5敗目を喫したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

6回1/3で今季の投球回を93回1/3に伸ばした

■ブレーブス 8ー1 エンゼルス(日本時間23日・アトランタ)

 エンゼルスの大谷翔平投手はが22日(日本時間23日)、後半戦初戦となった敵地・ブレーブス戦で7回途中6安打6失点。今季5敗目を喫した。1918年ベーブ・ルース以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打へ一発到達とはいかなかったが、今季の投球回数を93回1/3に。開幕直後を除いて初めて規定投球回に到達した。

 6回1/3を投げて今季ワーストに並ぶ6失点。この日の結果で投手成績を落としたが、それでもリーグ屈指の好成績が並ぶ。9勝はリーグ6位タイで、防御率2.80は9位に位置する。134奪三振は5位、WHIP1.00は6位、被打率.202は6位を好成績を残す。奪三振率12.92はメジャー全体でもトップだ。
 
 打者としては昨季初めて規定打席に到達。ここまで今季も336打席に立ち、規定打席(エンゼルス288打席)に届いている。打率.256(42位)、19本塁打(10位タイ)、56打点(9位)、OPS.829(17位)をマーク。リーグ3位の46本塁打を放った昨季から成績を落としたとはいえ、打者としても、きっちり結果を出している。

 長いシーズンで規定投球回、規定打席にダブル到達すれば、大谷も日米プロ10年目で初めてとなる。この日の試合前、決勝2ランを放ったオルソンは大谷について「彼のやっていることに感銘を覚える。日々のコンディショニングはもちろん、マウンドに上がる時、そして毎日打席で見せる能力にね」と疲れを見せずにプレーしていることを一番に称えていた。ひとまず規定投球回は23日の試合で届かなくなるが、もし規定投球回に到達すれば……。初めて投打でランキング10傑入りする可能性も十分ありそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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