甲子園出場校の顔ぶれガラリ ここまで31地区決定も…昨夏と連続は5校のみ
11連覇狙った作新学院は準決勝、6連覇目指した前橋育英は準々決勝で敗退
第104回全国高校野球選手権の地方大会も大詰めを迎え、夏の甲子園の出場校が続々と決定している。27日には、横浜(神奈川)や京都国際(京都)など12校が聖地への切符を掴んだ。ここまで31の地区で代表校が決定しているが、なんと2大会以上の連続出場は5校のみ。昨夏とは顔ぶれがガラリと変わっている。
栃木大会11連覇を狙った作新学院は23日に行われた準決勝で国学院栃木に5-6でサヨナラ負けを喫した。24日の決勝では国学院栃木がその勢いのままに8-4で宇都宮南に打ち勝って37年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。
群馬大会6連覇を目指した前橋育英は22日行われた準々決勝で樹徳に0-6で敗れた。樹徳はノーシードから前橋商、前橋育英、桐生第一を破り、27日の決勝では健大高崎を6-4で下して30年ぶり3回目の優勝を果たした。札幌大谷(北海道)、明秀日立(茨城)、帝京第五(愛媛)は初出場、盈進(広島)は48年ぶり3回目の切符を掴んでいる。
昨夏の甲子園に出場し、今年の地方大会も制したのは横浜、京都国際、高松商(香川)、明徳義塾(高知)、明豊(大分)の5校。2大会以上に連続出場した学校は、2021年大会では49校中15校、2019、18年大会ではともに18校だったことから、ここまで31校中5校の今年は例年に比べて割合が低くなっている。
28日も新潟、岐阜、奈良、福岡などの全国各地で決勝カードが予定されている。新潟では元日本ハム投手の芝草宇宙監督が率いる帝京長岡が初の決勝に進出しており、日本文理と対戦。奈良では智弁学園を破って初の決勝に進んだ生駒が天理が対戦する。
(Full-Count編集部)