大谷翔平巡る“MVP論争”が白熱 ジャッジが新記録でも「関係ない」「ショウヘイだ」

エンゼルスの大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

大谷推しのベン・バーランダー氏はSNSで“ジャッジ派”に持論を展開

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地でのロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3試合ぶりの21号ソロを放った。この日、今季のMVP候補とされるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手がメッツ戦で両リーグ断トツの38号を放ったが、大谷ファンで知られる野球アナリストのベン・バーランダー氏は「2年連続MVPに向けての一発」と主張している。

 米スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるバーランダー氏は自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニがまたやった!! 21号、2年連続MVPに向けての一発だ!!」と添えて本塁打動画を投稿した。更に、ジャッジが38号を打ちながらも大谷をMVPに推し続けるバーランダー氏に対して「馬鹿げている」と投稿したファンに対して「ゲレーロJr.は去年3冠王を獲っていたかもしれないけど、だとしても(MVPの結果には)関係なかっただろう。ジャッジが(本塁打数で)ヤンキースの記録(1961年のマリスの61本塁打)を破ることもあり得るけど、それも関係ない。ショウヘイがMVPだ」と応じている。

 また、エンゼルスはヤンキースよりも成績で圧倒的に劣る中、それでも大谷がジャッジを差し置いてMVPを受賞するのかという声も届けられた。しかしバーランダー氏は「その議論は野球を除くスポーツでは公平だと思う。選手1人では勝てるチームは作れない。ショウヘイとジャッジを交換してもヤンキースは強いままで、エンゼルスは弱いまま」と主張している。

 他にもジャッジが驚異的ペースで本塁打を量産しているのに大谷をMVPに推すのは「恥ずかしい限りだ」とする投稿に、バーランダー氏は「ジャッジにとって素晴らしいシーズンだ。ショウヘイは(昨年の)MVPで、だからこそ彼は現時点でMVPを受賞する有力候補なんだ」と持論を展開。二刀流で活躍する限りは毎年MVPになるのかという意見にも「毎年防御率2.80、35~40本塁打の活躍をすればその通りだろう」と答えている。

(Full-Count編集部)

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