春夏通じて初出場いまだゼロ 28日には4校が決勝で敗退…可能性あるのは残り2校
“選抜選考漏れ”の聖隷クリストファーは静岡大会の準決勝で敗れた
第104回全国高校野球選手権の地方大会は28日、各地で決勝が行われ新たに9校が夏の甲子園出場を決めた。ここまで49の代表校のうち40校が決定し、残り9枠をかけた争いとなるが「春夏通じて初出場」はいまだゼロ。28日には、4校が初の甲子園を目指して決勝に挑んだが惜しくも敗れている。
新潟大会決勝では元日本ハム投手の芝草宇宙氏が監督を務める帝京長岡が日本文理と対戦。延長11回までもつれる死闘になったがサヨナラ負けで初出場はならなかった。岐阜大会決勝でも帝京大可児が県岐阜商に延長11回、サヨナラ本塁打を浴びて初出場に届かなかった。
奈良大会の準決勝で智弁学園を破った生駒は決勝で天理と対戦。主力の大半を欠く中で最後まで諦めなかったが、0-21で敗れて初出場を逃した。島根大会では初出場を狙う飯南と18年ぶり優勝を目指す浜田の決勝に。浜田が9-4で勝利した。今年の選抜高校野球大会で無念の選考漏れとなった聖隷クリストファーは静岡大会準決勝で静清に0-3で敗れた。
残る9地区のうち「春夏通じて初出場」の可能性を残しているのは西東京の富士森と滋賀の立命館守山の2校だけだ。29日には富士森と日大三の準決勝、立命館守山と近江の決勝が予定されている。
(Full-Count編集部)