大谷翔平に“攻守で完全勝利” 決勝2ランの捕手は大満足「失投につけこんだ」

アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アスレチックスの捕手マーフィー「彼はミスを繰り返さない」

■アスレチックス 3ー1 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回途中で7安打3失点で今季7敗目を喫した。同点の6回に決勝の勝ち越し2ランを放ったアスレチックスのショーン・マーフィー捕手は試合後「球数を投げさせて、球を見る。その中で2つの失投につけこんだ」「素晴らしいことだよ」と大満足だった。

 同点で迎えた6回無死一塁で、大谷が4球目に投じた甘いスライダーを逃さなかった。初回の第1打席は、そのスライダーに空振り三振。「スライダーは素晴らしかった。彼はミスを繰り返さないから、失投があったときは逃さずつけこまなくてはいけない」と振り返った。4回の第2打席では真ん中の速球を逃さず右前適時打に。言葉通り、失投を見逃さなかった。

 一方、マスクをかぶっても「打者・大谷」を封じた。両チーム無得点で迎えた3回1死二、三塁の場面で、大谷は内角高めの速球に反応して痛烈な打球を放ったが三直に。「(大谷に関する)レポートを見て、投手がサイン通りに投げられるよう心掛けた。三塁手が正しい位置にいたのも大きかった。ショウヘイがあの打球を数フィート左か右に打っていたら試合は分からなかった」と話した。

 打ち取ったアスレチックス先発のジェームズ・カプリーリアン投手も「私と(捕手の)マーフィーには計画があった。オオタニに対するプランがあった。2人の間には信頼関係がある。彼がサインを出したら、私はその通りしっかり投げ切るのが仕事だ」としてやったりの様子。結果的には、投打で完勝だった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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