エ軍は大谷翔平を「今オフも放出しない」 嘆く米老舗メディア「24年10月を楽しみに」
大谷はPOで「主役になるべきなのに小さなステージばかりでプレー」
メジャーリーグの移籍市場は8月2日(日本時間3日)に閉じられ、放出の“噂”が絶えなかったエンゼルス大谷翔平投に動きは見られなかった。米老舗メディア「スポーティング・ニュース」はプレーオフが実施される10月に成果を上げる好機を「また逃した」とし、二刀流の残留を「球界全体としては非常に残念なことだ」と嘆いている。
今季中の残留が決まった大谷について「エンゼルスファンを思うと嬉しい」とした上で、記事は「球界全体としては非常に残念なことだ。球界で最も明るく輝く星が、このスポーツで最大のスポットライトが当たる場所でプレーすることなく、また1年が過ぎる」と伝えた。
大谷がエンゼルスに加入した2018年以降、エンゼルスは1度もポストシーズン進出に近づいたことがない。2018年はワイルドカード最後の枠に18ゲーム差、2019年は同24ゲーム差、2021年は同14ゲーム差だった。この事実に「オオタニは球界最大のショーの“主役”になるべきなのに小さなステージでばかりプレーしている。そのせいで途方もなく素晴らしいキャリアと1世紀に1人の才能が、余興レベルに格下げされているのだ」と断じている。
記事は大谷が6回12K無失点&2安打2打点と躍動した7月13日(同14日)のアストロズ戦に言及。「こうしたプレーを常に期待されていることが彼の偉大さの表れなのだ」とした上で、低迷するエンゼルスの試合にかかるものが少ないことも意味すると説明し、オールスターは楽しいものだが「勝敗には何もかかっていない」と述べている。さらにプレーオフで勝てるチームには打者を空振りさせる投手とホームランを打つ強打者がいるとし「その両方を1人でやる選手に他チームがいくら払うかを想像してみてほしい!」と主張している。
大谷がプレーオフに登場するのは「おそらく2024年10月だろう」と記事は予測する。2023年オフにFAとなり「他チームと契約した後だ」と占う。「エンゼルスはおそらく今オフも放出しないだろう。オオタニのような選手をどうしてトレードできるだろうか。モレノ・オーナーは輝くものが好きだということを我々は何度聞いただろうか」とし、「みなさん、私は2024年10月を心から楽しみにしている」と結んでいる。
(Full-Count編集部)