大谷翔平、魅力は投打だけにあらず MLBエリートに迫る走力に米注目
オリオールズ戦で一ゴロに倒れた際のスプリントスピードは「29.5フィート」
投打で日本のみならず、米国にもフィーバーを巻き起こしてるエンゼルスの大谷翔平投手。左足首の捻挫で2試合に欠場したが、1日(日本時間2日)のオリオールズ戦で戦線に復帰し4打数1安打を記録。2日(日本時間3日)の同戦にも「5番・DH」で先発し、無安打に終わったものの、快足を披露して足首への不安を一掃した。
4回にオリオールズの一塁手デービスの失策で出塁すると、直後のシモンズのレフトへの二塁打で、一気に一塁から本塁へと生還。最後は本塁へとスライディングし、足首の不安を感じさせなかった。
5回の第3打席は遊ゴロ、7回の第4打席は一ゴロと、ともに内野ゴロに終わった大谷だが、ともに一塁は際どいタイミングでのアウト。投げては160キロ超の真っ直ぐを投げ、打っては早くも4本塁打のパワーを見せつけている大谷だが、ここではその俊足ぶりを発揮した。
この日のオリオールズ戦後「それなりにしっかり走れたんじゃないかなというか、マックスまではいってないと思いますけど、(本塁に)帰ってこれてよかったんじゃないかなと思います」と、一塁から本塁へと生還したシーンを振り返った大谷だったが、この大谷の“快足ぶり”に、MLB公式サイトのデビッド・アドラー記者が反応した。
自身の公式ツイッターで、7回に一ゴロに倒れた際の大谷のスプリントスピードがMLBデータ解析システム「スタットキャスト」で「秒速29.5フィートであった」とレポートした。秒速約9メートル、時速に換算すると約32.4キロ。アドラー記者は、MLBの平均スピードが秒速27フィート(約8.22メートル、時速29.6キロ)で、秒速30フィート(9.14メートル、時速32.9キロ)となれば「エリートだ」とも紹介。大谷の俊足ぶりはMLBの俊足プレーヤーたちに匹敵するようだ。
左足首は順調に回復しているものの、まだ万全ではないという大谷。そんな中でも、俊足ぶりをいかんなく発揮した。投げる、打つ、だけではない。大谷の魅力は走攻守すべてに詰まっている。
(Full-Count編集部)