大谷翔平、歴史的快挙に「球界で唯一無二」 敵将は絶賛「投打の成功に脱帽だよ」
アスレチックスのコッツェイ監督「彼のアスリートとしての能力を示している」
■エンゼルス 5ー1 アスレチックス(日本時間10日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回無失点でメジャー自身初の10勝目をマークした。両リーグでは、1918年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来、104年ぶりの“2桁勝利&2桁本塁打”を達成。歴史的な瞬間に、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督も「彼が投打両方でしている成功に脱帽だよ」と絶賛した。
記録ずくめだった。今季の奪三振は157になり、自己最多を更新。さらに日米通算1000奪三振もマークした。打撃では、7回に25号ソロ。メジャー通算118号で、イチロー氏を抜いて日本選手単独2位に躍り出た。3回には打球が直撃するアクシデントもあったが、ついに大記録に並んだ。
敵地メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」では、コッツェイ監督の試合後コメントを紹介。スライダーを多投していた前回の対戦とは違い、スプリットが効果的だったといい「彼はそれをとても効果的に上手くやっていた。彼は今夜、必要なときにギアを上げられる能力を示し、足の怪我も乗り切った」と唸った。
さらに敵将は、ルース以来の記録について「彼のアスリートとしての能力を示している。彼の才能を示している。現時点でこの球界で唯一無二の存在だと言えるだろう」と強調。「今それをやっている唯一の選手であり、しかもそれをうまくやっているんだ」と賛辞を並べた。
(Full-Count編集部)