大谷翔平は「才能があって勤勉」 元二刀流の同僚が語る凄さ「できるのは彼だけ」
同僚のウォルシュ「彼がやっていることを満喫してほしい」
■エンゼルス 5ー1 アスレチックス(日本時間10日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回無失点でメジャー初の10勝目をマークした。両リーグでは1918年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来、104年ぶりの“2桁勝利&2桁本塁打”に、かつて二刀流だったジャレッド・ウォルシュ内野手も驚嘆。「できるのは彼だけだろう。あれほど才能があって勤勉な人はそうそういない」などと述べた。
29歳のウォルシュはメジャーデビューした2019年に投手として5試合に登板。5回を投げて防御率1.80の成績を残したが、以降は野手に専念。昨季は29本塁打、今季も14本塁打をマークしている。大谷について「投手としては最上の試合をもたらしてくれるし、打者としてもリーグ指折りのホームランを打つ。彼の後ろにいるのは楽しいよ」と語る。「でも、彼が投げている時はやることが少ないんだ。いつも多くの三振を奪うからね。彼がやっていることを毎日見るのは素晴らしいことだよ」と称賛している。
メジャーで二刀流として活躍するのはどれほど大変なことなのか。「できるのはリーグで彼だけだろうね。彼が『後に続く二刀流選手にドアを開いた』と言う人もいるけど、あれほど才能があって勤勉な人はそうそういない」と指摘する。「いつもウエートルームやトレーニングルームにいてやるべきことをやっている。彼は基準をかなり高くしてしまった。彼に続く二刀流選手が出てくるか興味を持っているけど、やるべきことはすごく多いね」と二刀流をやり遂げるのは並大抵ではないことを強調する。
ベーブ・ルース以来104年ぶりの快挙。「彼がやっていることをみんな満喫してほしいと思う。才能はアンビリーバブルだし、努力に対する姿勢もそうだ。これから何年もの間、彼がやることは見ていてとてもワクワクするだろう」。新たな歴史を築いた大谷に心からの敬意を表した。
(Full-Count編集部)