大谷翔平、新球ツーシームに手応え「いいアクセント」「楽しく投げるために必要」
6回7安打2失点で11勝目ならず「ちょっとボールが多かったかな」
■マリナーズ 6ー2 エンゼルス(日本時間16日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地・マリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場した。6回7安打2失点と好投したものの、今季11勝目はならなかった。打っては4打数1安打で打率.254。チームは9回に守備が乱れ、2-6で敗れた。大谷は「ちょっとボールが多かったかなというのが一番かなと思います」と肩を落とした。
粘りの投球となった。初回2死からウィンカーに右中間ソロを被弾。先制点を許した。1-1で迎えた3回2死一、二塁のピンチではクロフォードの中前適時打で勝ち越しされた。なかなかリズムに乗れなかったが、再び同点に追いついた5回は上位打線を3者凡退に。6回は2死二塁のピンチを招いたものの、無失点に封じた。
新球ツーシームを交えた投球だった。「ちょこちょこ遊びで投げたりしてましたし。いいアクセントになったと思います。1個増えた方がいいというか。楽しく投げるために必要かなと思います」と手応えを口にした。6回97球(ストライク67球)を投げ、8奪三振1四球、7安打2失点。今季165奪三振は、レイズのマクラナハンに並んでリーグ3位タイ(メジャー5位タイ)となった。
投球回数は117回。メジャー初のシーズン規定投球回(162)到達へ45回とした。中5日で回ることを希望したのか、との問いかけには「希望は特にないですかね。シンダーガード選手もいなくなりましたし、そこは監督とマネージメントというか、投手コーチもそうですけど、自分の体調と相談しながらやりたいなと思います」と話した。
規定投球回の到達にも注目が集まる。「いい投球ばかりではないので。良くない時もしっかりゲームを作るというのが先発の仕事なので。いい時はいいですし、悪い時も悪い時なりの投球ができればいいと思います」と前を向いていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)