敗軍の将、大阪桐蔭を語る…“凄み”が浮き彫り「支配された」「攻撃に気が回らない」
大阪桐蔭は旭川大、聖望学園、二松学舎大付を破りベスト8進出
第104回全国高校高校野球選手権大会は18日に準々決勝が行われる。今大会で最も注目を集めているのが史上初の3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)。投打共に隙が無い“絶対王者”は第3試合で下関国際(山口)と対戦する。ここでは大阪桐蔭に敗れ甲子園を去った敵将の言葉を振り返っていく。
10日の1回戦で序盤に3点をリードし、最終回も一打同点の場面を作ったのが旭川大高(北北海道)。中盤に一発攻勢を浴び3-6で敗れたが、最後まで大阪桐蔭を苦しめた。下馬評を覆す試合運びを見せたが、端場雅治監督は最後まで勝負に徹した姿を変えなかった。
「結果から言うと、よくやってくれたかなと思いますけど、勝負ごとなので勝ちたかった。自分たちの持っているものを100パーセント表現する。守りはノーミス、攻撃は送れるところは送り、チャンスで1本出す。やるべきことを100パーセントやろうと選手には伝えました。大阪桐蔭に対して、ということではありません」
スタンドの高校野球ファンからは惜しみない拍手が送られ、報道陣からの健闘を称える言葉にも、チームの課題を振り返っていたのが印象的だった。