“マダックス”達成のサンドバル「最高。現実とは思えない」 エ軍監督代行も称賛
ネビン監督代行、復帰即安打のトラウトは「グッド!」
■エンゼルス 1ー0 タイガース(日本時間20日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地で行われたタイガース戦に「1番・指名打者」で出場。3打数無安打2三振で、6試合ぶりの無安打だった。それでも先発のパトリック・サンドバル投手が9回を97球で投げ切り、今季メジャー初の「マダックス」を達成。キャリア初の完封勝利でチームの連敗を3で止めた左腕は「とても気分がいい」と誇らしげだった。
サンドバルは散発4安打の快投。9回には1死から安打を許したが、グリーンを遊ゴロ併殺で片付けた。1-0での勝利に「大きな意味がある。バックのためにも投げ切りたかった。特に最後のダブルプレーは大きかった。とにかく素晴らしい気分」と振り返った。完封どころか完投も初めて。「最高だった。9回マウンドにいられるなんて。現実とは思えない」と大喜びだった。100球以内で完封するマダックス達成については「いつもは4イニングぐらいで100球に到達してしまうので、9回を100球以内で投げられて粋だった」と笑った。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、エンゼルス投手の「マダックス」は2016年8月31日のリッキー・ノラスコ以来、6年ぶり。フィル・ネビン監督代行も「非常に良かった。長い回を投げるためには打者への攻め方を変えていかないといけない。数多くの球種が機能し、今日は全ての選手に対して異なる攻め方ができていた。彼のこと本当に嬉しく思うよ」と手放しで称えた。
また左胸郭の炎症から約1か月ぶりに復帰したトラウトについても「グッド!」と笑顔。第2打席には左前打もマークし「レフトに煙の出るような打球を打っていた。素晴らしいスイングをしていた。1か月以上実戦の球を見ていない選手とは思えなかった。彼がそこにいるのを見れたのはとてもクールなことだった」と帰還を喜んだ。
(Full-Count編集部)