大谷翔平、“胃腸炎”登板に敵将が感じた異変 試合壊さぬ投球には「非常に優れている」
大谷は4回5安打3失点で8敗目、今季最悪の4四球を与えた
■タイガース 4ー0 エンゼルス(日本時間22日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手が21日(日本時間22日)、敵地で行われたタイガース戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、4回5安打3失点で今季8敗目を喫した。球団は「ウイルス性の胃腸炎」と発表。タイガースのAJ・ヒンチ監督は「体調が良くないのは見て分かった。しかし投げている球に関しては、あれだけの球をあれだけの組み合わせで投げられる選手はそうそうお目にかかれない」と語った。
タイガース放送局「バリー・スポーツ・デトロイト」のツイッターによると、ヒンチ監督は試合後の会見で「素晴らしい投手を相手に、早めに塁に出て、早めにリードを奪えたことがよかった。ボール球に手を出さずに四球を選び、いい場面で大きな一打も出た。チーム全体でいい戦いができた」とうなずいた。
初回に新人グリーンがプレーボール弾。1-0の4回にはレイエスが2点適時三塁打を放って貴重な追加点を奪った。大谷は今季最悪の4四球の乱調だった。ヒンチ監督は「彼は非常に優れている。本当に多様なことができる。熱かなにかは分からないが、体調がよくないのは見て分かった。投球間隔を長くとっていた」と印象を話す。それでも悪いなりに4回を投げる姿に「あれだけの球をあれだけの組み合わせで投げられる投手はそうそうお目にかかれない」と称え「私たちはボール球に手を出さず、労力をかけさせることができた。うちの打者を称えたい」と勝利に誇らしげだった。
(Full-Count編集部)