大谷翔平に「新オーナーが685億円払うかも」 球団売却の“影響”をNY紙が予想
トレード濃厚の見方も「何が起きるか分からないものだ」
エンゼルスが検討する球団売却は、大谷翔平投手にとっても他人事ではない。アート・モレノ球団オーナーから所有者が変われば、チームの方針に影響があることは必至。ニューヨーク・ポスト紙でも「アート・モレノがエンゼルスを売却することはショウヘイ・オオタニにどんな意味をもたらすか」との見出しで記事を展開している。
大谷は今シーズン中のトレードが噂されていたが、蓋を開けてみれば残留。モレノオーナーがチーム編成に強い意向を与えていることなども一因とされていた。同紙は「この決断はチーム全体に波紋を広げるだろう――特に、トレード期限に名前があがっていたスターのショウヘイ・オオタニには」と強調。“壁”がなくなったことで、他球団に門戸が開かれるとみる。
まず予想されるのが今オフのトレード。記事では「エンゼルスがもし彼をトレードに出す決断をしたら、(エンゼルスが得る)見返りはかなり大きくなる可能性がある」と指摘。メジャー史を塗り替え続ける二刀流の移籍となれば、有望な若手を多く獲得できる。
一方で「新オーナーが生涯アナハイムに残ってもらうために5億ドル(約685億円)を払う決断をするかもしれない」とも。何よりチームの勝利に飢えている大谷。同紙も「自身が加入してから一度もプレーオフに進出できていないチームに残る意志を見せなければならないが、もしかすると新オーナーが、チームは新たな方向に向かっていると説得できるかもしれない」と楽観的な見方も示す。
2大スターの相棒であるマイク・トラウト外野手は、球団と2030年までの長期契約を結んでおり「彼の場合はエンゼルスでの将来が(オオタニより)安定しているように感じる」との違いも。しかし、トップ次第でどんな色にもなる組織。「チームのオーナーが変わるときは何が起きるか分からないものだ」とまとめた。
(Full-Count編集部)