大谷翔平はジャッジの「歴史的な夜を台無しにした」 勝利呼んだ29号にNYメディア脱帽
ジャッジはヤンキース3人目、MLB10人目の“複数回50発”達成も敗れた
■エンゼルス 4ー3 ヤンキース(日本時間30日・アナハイム)
29日(日本時間30日)にエンゼル・スタジアムで行われたエンゼルス対ヤンキースでは、今季ア・リーグMVPの有力候補とされる“両雄”がそろってアーチを架けた。大谷翔平投手が勝ち越しの29号を放てば、アーロン・ジャッジ外野手は1点差に迫る50号。試合はエンゼルスが制し、ニューヨークメディアは大谷の一撃が「ジャッジの歴史的な夜を台無しにした」などと伝えた。
大谷は2-2で迎えた5回2死一塁で、右翼・ジャッジの頭上を越える29号2ランを右中間に運んだ。ジャッジも負けてはいない。8回の第4打席で両リーグ通じて一番乗りとなる50号ソロを放ち1点差に迫った。試合は結局、大谷の2ランがものをいってエンゼルスが逃げ切り。「ニューヨーク・ポスト」紙は「アーロン・ジャッジの歴史的な夜はショウヘイ・オオタニの手で台無しになった」と伝えた。ジャッジは52本塁打をマークした2017年以来2度目の50本。ヤンキース史上3人目、MLB史上10人目の“複数回50発”だったが、勝利には結びつかなかった。
米メディア「ニューヨーク・デイリーニュース」は「オオタニの決勝弾はジャッジの歴史的な夜を台無しにした」とし、ニューヨーク州の隣にあるニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」も「ジャッジが50号を放つも、ショウヘイ・オオタニの一発でヤンキースはエンゼルスに敗れる」と報じた。MLBネットワークも「オオタニとジャッジはともに本塁打を放ったが、オオタニが話題をさらう」と報道。ジャッジのメモリアル弾をかすませる大谷の一撃を称賛している。
(Full-Count編集部)