大谷翔平に被弾…一夜明けてもショック消えず 辛辣NY紙「残酷な敗戦」「悪い運命」
ブーン監督「過酷な8月」、ついにレイズと6差に縮まった
エンゼルスの大谷翔平投手が8月31日(日本時間9月1日)のヤンキース戦で放った決勝の30号3ランの衝撃は、一夜明けても消えることはない。ニューヨーク紙もいまだにショックを引きずり、「残酷な敗北」などと報じている。
ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」は「またしてもアナハイムでエンゼルスに残酷な敗北を喫し、ヤンキースはレイズとのゲーム差が6になっていることに気付いたばかりだ」と伝えた。ア・リーグ東地区首位を快走し、7月8日時点で15.5ゲームあったリードもあっという間に縮まった。さらに勢いに乗る2位のレイズとは次の10試合で6度対戦が待つ。「6月半ばまでは当然の結果と思われていた地区優勝も、今は危険にさらされている」と指摘した。
ブーン監督はこの1か月について「過酷な8月」と語ったという。その8月最後に、連続失策から6回1死一、二塁のピンチを招き、コールが失投を大谷に捉えられ逆転3ランを浴びた。試合後、エース右腕は「僕たちはまだいい位置にいる。もっといいプレーを続けるチャンスがあと1か月残っている」と前を向いたが、ヤンキースはレイズに直近11試合で9敗を喫し、8月13日以降は4勝14敗と黒星が先行している。
レイズはエースでサイ・ヤング賞候補のシェーン・マクラナハンが左肩の故障で15日間の負傷者リスト(IL)入りをしているとはいえ、ヤンキースもルイス・セベリーノやネスター・コルテスら先発投手がIL入り、アンソニー・リゾ内野手やDJ・ルメイヒュー内野手も怪我を抱えながらプレーしている。
またニューヨーク紙「ニューヨーク・タイムズ」も、「ヤンキースは『格下』のエンゼルスに昨日敗れるダメっぷりで、10勝18敗に終わった8月に「相応しい最終章だった」と厳しい口調で報じ、失策後の被弾を「悪い方向に運命づけられた」と伝えた。
(Full-Count編集部)