エ軍捕手スタッシーもWBCイタリア代表 東京で大谷翔平と対戦の可能性「全集中だ」
スタッシーはフレッチャーと共にイタリア代表に「打席で笑ってしまわないように」
エンゼルスのマックス・スタッシー捕手が2日(日本時間3日)、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にイタリア代表として参加すると明かした。エンゼルスからはデビッド・フレッチャー内野手もイタリア代表として参戦する。大谷翔平投手を熟知する正捕手と“親友”は、侍ジャパンの脅威となりそうだ。
スタッシーは「高祖父母がイタリア生まれ」だという。もちろん国の代表としてプレーするのは初めてだ。「国のためにプレーできるのは光栄だね。ワクワクしているし、願わくば優勝できるように手助けできたらと思う」と意気込んだ。フレッチャーは「祖父がイタリアで生まれてイタリア人。母はイタリアで育った」という。マイク・ピアザ監督から2週間前に声がかかり、「ワクワクするね。普段とは少し違うものになるだろうし、楽しいものになると思う」と心待ちにした。
イタリアを背負って戦う以外にも楽しみもある。同僚の二刀流・大谷との対戦だ。スタッシーは「とても楽しいだろうね。打席で笑ってしまわないように頑張るよ。彼の球をかなり受けているから。(対戦が実現したら)いい経験になるね」と目を輝かせた。
イタリア代表は台湾、オランダ、キューバ、予選通過国のプールAに組み分けされている。上位2チームに入れば、東京ラウンドで行われる準々決勝(3月15、16日)で侍ジャパンと対戦する可能性がある。両選手の大谷攻略への思いは熱い。
スタッシー「僕とデビッド(フレッチャー)はふざけていたんだ。ショウヘイが日本代表で出場して、僕らが対戦したら(大谷の打席で)『全集中だ』ってね」
フレッチャー「願わくば僕らが勝ち上がって、トウキョウに行けるといいね。ショウヘイには『僕らが日本に勝つぞ』って伝えたよ」
日頃見られない対決が見られるのも国際大会ならでは。「エンゼルス対決」を大いに期待したい。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)