大谷翔平に相棒も仰天「そんなことある?」 今季終盤なのに「良くなり続けている」
捕手のスタッシー「そんなことがこれまであったのか、って思うよ」
■エンゼルス 6ー1 アストロズ(日本時間11日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手が10日(日本時間11日)、アクシデントに見舞われながらも5回1失点の好投で今季12勝目を挙げた。敵地でのアストロズ戦。右手人差し指のマメの影響で、無理をしないマウンドととなったが、強力打線の前に仁王立ち。シーズン最終盤にもかかわらず凄みを増す姿に、バッテリーを組んだマックス・スタッシー捕手は「彼はまだ良くなり続けているんだ」と驚きを隠せなかった。
初回先頭のアルトゥーべを安打で出塁させると、暴投とグリエルの適時打で失点。なおも四球などで1死一、三塁を迎えたが、タッカーを二ゴロ併殺打に仕留めてピンチを脱した。スタッシーが「ときに落ち着くまでに時間がかかるときがあるが、ゲッツーで1失点で切り抜けてからは調子よく投げ、支配的だった」と言うように、2回以降は“ゼロ行進”。5回で降板となったが、最少失点で白星を手にした。
「アストロズは球界でも最高の打線を持つチームの1つ。そのような打線を相手にするのは非常に難しいことだ。タフだよ」。相棒も気が重たい同地区ライバルの強力ラインナップを封じた二刀流。「おかしく聞こえるかもしれないが、彼はさらに良くなっていた。ツーシームは100マイル(約161キロ)出て、横方向に19インチ(約48センチ)も動く。そんなことがこれまであったのか、って思うよ」と目をパチクリさせる。
マメに関してマウンドでの異変を感じたかと問われると「いいや。投げている球は相変わらずだったよ。いつもの男だよ(笑) 完投もできたかもしれないけど、もちろんマメを悪化させたくないからね」。5回で降板となったことに、「降板することを選んだのはとても賢かった。残りシーズンも彼にいてもらわないと困るからね」と話した。
(Full-Count編集部)