大谷翔平の初代打安打に敵地も熱狂 米実況感嘆「ここでもショータイム」
大谷が初の代打安打、敵地も大歓声
9日(日本時間10日)の敵地ロッキーズ戦で自身メジャー初の代打安打を放った大谷翔平。投打で際立った活躍を見せている二刀流右腕は代打3打席目での初ヒットだった。この日は敵地にも関わらず、スタンディングオベーションが巻き起こるほどの人気ぶりで、地元メディアは「ここでもショータイム」とその注目度の高さを伝えてる。
敵地クアーズ・フィールドはまるでエンゼルスの本拠地のような歓迎ぶりだった。2戦連続でベンチスタートとなった大谷は、7-0と大量リードで迎えた8回1死一塁の場面で代打として登場。すると敵地の観衆は相手チームの新星を拍手で出迎えた。
この光景に、ロサンゼルスで試合を中継した米テレビ局「FOXスポーツウェスト」の実況は「ショウヘイ・オオタニにスタンディングオベーションです」とレポート。代打で凡退した前日の試合前は打撃練習で3階席最後列直撃の推定150メートル弾を放って周囲の度肝を抜いた大谷。メジャーでセンセーションを巻き起こす二刀流の名前は敵地にも轟いていた。
スタンドには大谷の打席でスマートフォンを取り出し、撮影し始めるファンが続出。実況は「ここでもショータイムですね」と感嘆するように言葉を漏らしていた。
スタジアムが盛り上がる中、大谷はロッキーズ3番手右腕ポンダースの7球目、84.7マイル(約136キロ)の外角低めのスライダーを捉え、痛烈なセンター前ヒットを記録。一塁にたどり着いた大谷を待っていたのはさらなる大歓声だった。
一、二塁とチャンスを広げたこの場面では後続が倒れて得点につながらなかったが、エンゼルスは8-0と大勝。これで打率.344とした大谷はメジャー1年目にして敵地でもスター級の待遇を受けている。
(Full-Count編集部)