西武・内海哲也、現役ラスト登板はセカンドゴロ 内野手全員と握手、深々と一礼で降板
試合前に行われた引退会見では「しっかり投げたいと思っています」
■西武 ー 楽天(19日・ベルーナドーム)
西武の内海哲也投手は19日、本拠地ベルーナドームで行われた楽天戦で現役最後のマウンドに上がった。先発して初回、楽天の「1番・遊撃」でスタメン出場した山崎剛内野手を二ゴロに仕留めた。打者1人で降板し、19年間のプロ生活に別れを告げた。
40歳の左腕は、ベンチの後輩投手たち、妻と3男1女を含む大勢の観客が見守る前で、通算335試合目のマウンド(先発は318試合目)に上がった。左打席の山崎剛に対し、2ボール2ストライクからの5球目を打たせてセカンドゴロに打ち取った。大きな拍手の中で降板し、楽天ベンチやスタンドに向けて深々と一礼していた。
通算135勝でフィニッシュした内海は、試合前に行われた引退会見では「体の状態はすごくいい。思い切って今まで通り投げたいのと、チームがこういう状況(優勝争いの佳境)なので、しっかり投げたいと思っています」と語っていた。