エンゼルスは大谷翔平を「放出すべき」 元GMが予測…“好位置”にいる7球団

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

元レッズ&ナショナルズGM「エ軍との再契約の可能性は低い」

 今夏のトレード市場でその去就が話題になったエンゼルス大谷翔平投手。結局事態が動くことはなかったが、このオフにエンゼルスが放出する可能性はあるのだろうか。かつてレッズとナショナルズでGMを歴任し、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」に寄稿しているジム・ボウデン氏は「不評を買ってでもトレードを検討すべき」と主張している。

 ボウデン氏は今夏、フアン・ソト外野手をパドレスに放出したナショナルズについて「今季最もファンの不評を買ったトレードだったが、おかげでナショナルズの未来はずっと明るくなった」と解説。大谷を「地球上最高の選手」と評価する一方で、「2023シーズン後にFA資格を得る上に、ピーク時には優勝を狙えるチームでプレーしたがっているためエンゼルスと再契約の可能性は非常に低い」と予測する。

 アート・モレノ現オーナーが球団売却を検討していると明らかにしたこともあり、今年のウィンターミーティングでは大谷が「一番の話題になる」と指摘。放出の場合、今夏にナショナルズからパドレスにトレードされたフアン・ソト外野手よりも「見返りは大きい」と語る。その理由として「オオタニは1人で2人分だからだ」と説明。エンゼルスは大谷と交換で獲得する有望株らの価値を“最大化”するために「トレード確定時点で、相手チームにオオタニの契約延長の許可を出すべきだとも思う」としている。

 今オフはヤンキースのアーロン・ジャッジやメッツのジェイコブ・デグロム、ドジャースのトレイ・ターナーらスーパースター揃いだが、大谷が移籍候補になれば「市場はさらに複雑化する可能性があり、興味をそそる要素が増える」とも。ドジャース、マリナーズ、ブルージェイズ、ジャイアンツ、カージナルス、ヤンキース、オリオールズといった優勝候補であり傘下に有望株が豊富な球団が「形成を一変させるようなオオタニの大型トレード実現に向けて好位置につけているかもしれない」と述べている。

 ちなみにボウデン氏は、ブルワーズのコービン・バーンズ投手、レイズのワンダー・フランコ内野手、ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手、マーリンズのパブロ・ロペス投手も不評を買ってでもトレードを検討すべき例として挙げている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY