大谷翔平、凍てつく雨に負けず14勝目 高まるCY賞の期待…指揮官「議論に入るべき」

ツインズ戦に先発し14勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ツインズ戦に先発し14勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

初回は珍ゲッツーで1失点も…ネビン監督代行は粘投を称賛

■エンゼルス 4ー2 ツインズ(日本時間24日・ミネソタ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地でのツインズ戦で今季14勝目を挙げた。6回途中7奪三振3安打2失点の粘投で、日本投手4人目となるシーズン200奪三振にも到達。寒さの中、一時大雨にも見舞われた悪条件の中でのマウンドだったが、フィル・ネビン監督代行は「必要な時にしっかり思い通りの球を投げていた」と絶賛した。

 気温13度と冷え込み、序盤は雨が降りしきる中での粘投だった。初回、3者連続四死球で1死満塁のピンチを招いたが、「4-6-5」の珍しい併殺で1失点で切り抜けた。2回は1死から走者を出したものの無失点に。3回は3者凡退に抑えた。4回1死ではサンチェスから見逃し三振を奪い、200奪三振に到達。6回無死一、二塁からケーブの中前適時打で1点を返され、無死満塁のピンチを広げたところで降板した。

 打者としては7回に中前適時打を放ち、自ら援護。悪天候のゲームを制したことに、指揮官は「みんなにとって難しいコンディションだった。濡れていたマウンドについても、彼はいい感覚はなかっただろう」と振り返った。

 白星は14個まで積み上がり、規定投球回にもあと9回と迫った。残り2試合の登板が予定されており、十分射程圏に入る。MVP争いもさることながら、サイ・ヤング賞を期待する声も日毎増しているのは事実。ネビン監督代行も「規定投球回に達すると思う。重要な試合で勝ちたい場合、私の中ではマウンドに立ってもらう投手として彼よりいい選手はいないと思う。彼がその議論に入るべきだと、間違いなく私は思っている」と語った。

(Full-Count編集部)

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