大谷翔平はサイ・ヤング賞常連クラス 記録マニア注目、伝説級の投手3部門とは

ツインズ戦に先発し14勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ツインズ戦に先発し14勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

34本塁打&6三塁打以上はア・リーグ過去10年でトラウトだけ

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ツインズ戦で6回途中7奪三振3安打2失点に抑え、14勝目を挙げた。降雨で気温12度と冷え込む中、4回には日本投手4人目のシーズン200奪三振に到達。今季は14勝8敗、防御率2.47。今季のサイ・ヤング賞候補に挙げられる活躍を見せる中、エンゼルスの記録マニア、マット・バーチ広報が大谷の驚異的な投手3部門成績をまたも紹介した。

 バーチ広報が注目した投手成績3項目は14勝、防御率2.47、奪三振率11.94。これらを上回る成績を残したのは、1999年ペドロ・マルティネス(レッドソックス)、1997年ランディ・ジョンソン(マリナーズ)のたった2投手しかいないという。

 1999年のマルティネスは23勝4敗、防御率2.07、313奪三振で投手3冠を達成。奪三振率13.20を記録し、2度目のサイ・ヤング賞に満票で選ばれた。1997年のジョンソンも20勝4敗、防御率2.28、291奪三振をマーク。サイ・ヤング賞は21勝、防御率2.05、292奪三振と全てで上回ったロジャー・クレメンスに譲ったが、奪三振率ではクレメンス(10.00)より上だった。

 投打の二刀流でプレーしながら、そんなCY賞3度のマルティネスと同5度のジョンソンに匹敵する好成績を残すとは……。やはり今季の投手・大谷は驚異的な投球を見せていると言って間違いない。

 打撃成績も半端ない。大谷は今季34本塁打、6三塁打を記録。バーチ広報によると、大谷を除いたア・リーグの過去10年間でそれ以上を記録しているのは2014、2015年のマイク・トラウト外野手(エンゼルス)だけだという。トラウトは2014年に自身初のMVPに選ばれ、翌2015年もMVP投票で2位に入っている。

「30本塁打&200奪三振」は史上初の快挙。投手で延べ600人の打者と対戦し、打者で600打席に立った「ダブル600」も初の快挙だった。驚異的な記録を残す二刀流・大谷。果たしてシーズン終了時にどこまで記録を伸ばしていくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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