大谷翔平にも「まだチャンス」「現時点ではジャッジ」 コレアが語る逆転MVPの可能性

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)、エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)、エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

数字重視のコレアは「ジャッジは他に大差をつけている」と言うが…

 ツインズのカルロス・コレア内野手が、エンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のMVP争いを占った。すでに60本塁打しているジャッジが現状ではリードしているとするものの「ショウヘイにもまだチャンスはある」と大谷が逆転する可能性を口にしている。

 コレアはMVP選びは数字に基づくべきだとし「去年はショウヘイが満場一致で選出されるべきと言った。40HRを打っていたし、あのピッチングだったから」とする。「WARはゲレーロJr.の5か6と比べて(大谷が)9だった」と、昨年の“投打二刀流”から受けた衝撃を振り返る。

 その立場から今季の大谷を見ると「ピッチングは去年よりいいが、打撃はほぼ去年と同じ。ジャッジがしていることは、現段階では少し彼を上回っていると思う。ジャッジのWARは10でショウヘイは9だ。その点は見逃せない」と、ジャッジに後れを取っているとした。

 また、投手優位の現代にジャッジが残している数字も高く評価している。「ピッチングが過去最高の時代、ボールがあまり飛ばない時代にに本塁打記録を更新しようとをしているのは、何かしらの評価をされるべきだ。ある選手が60本打っていて、次に多いのが40本というのは、20本の差だ。彼は他に大差をつけている」と、他の選手とはレベルの違う活躍だと見ている。

 ジャッジと大谷の歴史的なシーズンを前にコレアは「僕は今まだMVPを決めない」とする。「ショウヘイはあと3先発ほどあるかな? あと2週間あれば本塁打も増える。だからもしショウヘイが上り調子でシーズンを終えたなら、MVP論争は白熱するだろうね」と、今後の大谷の上昇がMVPレースの運命を分けるとした。

「現段階ではジャッジがMVPになるべきだと思う。だがショウヘイにもまだチャンスはある」

(Full-Count編集部)

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