「いい“気”がベンチに」 明大が17得点大勝、リーグV決めたOBの燕・丸山に感謝

明大・田中武宏監督【写真:中戸川知世】
明大・田中武宏監督【写真:中戸川知世】

2年生宗山が2発含む5安打7打点

 明大は25日、神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦の早大2回戦に17-4で大勝。このカード2連勝とし、勝ち点を挙げた。2年生の宗山塁内野手が、2本塁打を含む5打数5安打。犠飛も1つ記録し、6打席で7打点を挙げる大活躍を見せた。

 明大は1-2で迎えた5回。相手のミスもあり無死一、三塁のチャンスを作ると、宗山が右翼席へ逆転3ラン。さらに2本の適時打で3点を奪い、7-2として試合の主導権を握った。8回にも明新大地外野手(4年)の適時三塁打、宗山の3ランなどで9点を奪い、計17得点の大勝。田中武宏監督は「ここ数年で10点以上取ったのは何度かあったんですけど、(4番の)上田希由翔が打たなくてこんなに取ったのは初めて。チーム力としては良かったかなと思います」と目を細めた。

 25日には昨年の主将・丸山和郁外野手(ヤクルト)がリーグ優勝を決めるサヨナラ打を放った。25日の1回戦の際には、ロッカーにあいさつに訪れたという。24日のDeNA戦では4打数3三振。田中監督は「つまんない三振をしていた。顔を見ていたら絶対打てないような顔をしている。ハッタリでもいいから打てるような顔をしてやれ」とアドバイス。その数時間後、見事に結果を出した。「今日はサヨナラヒットを打った丸山のおかげ。いい“気”が1塁ベンチに来た」とOBに感謝した。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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