「魂込めて投げろ」抽象的な根性論とは決別 朝日参院議員らがスポーツ科学施設訪問
反射マーカー貼り投球→運動解析画像表示
元バレーボール・ビーチバレー日本代表で、自民党スポーツ立国調査会に所属する朝日健太郎参院議員や同調査会スポーツDX分科会座長の牧原秀樹衆院議員ら国会議員4人が26日、高性能機器による動作解析やデータ測定、分析とそれに即したトレーニングを1か所で行う民間施設「NEXT BASE ATHLETES LAB(ネクストベース・アスリートラボ)」(千葉県市川市)を視察した。
この日はプレゼンテーションの一環として、社会人エイジェック硬式野球部の左腕・和田拓也投手が上半身裸になり、44個の反射マーカーを全身に貼り付けた上で投球。運動解析の画像が様々なデータとともに表示され、議員らは興味深げに見入っていた。また、VR(バーチャル・リアリティ)のゴーグルを装着し、バーチャル上の投球のストライク・ボールを見極めるトレーニングも体感した。
「ネクストベース・アスリートラボ」は、プロ野球のチーム、選手などにデータ測定・分析サービスを行ってきた株式会社ネクストベースが8月27日に開設したアスリート支援施設。ピッチングの球速・回転数・回転軸・リリースポイントなどと、バッティングの打球速度・打球角度・推定飛距離などを計測するトラッキングデータ計測器「ラプソード」や、ハイスピードカメラ、床反力(地面反力)を測定する「フォースプレート」など、高性能機器と専門のアナリストを揃えている。プロアマ問わず、小中高校生も対象にしており、今後は他競技にも広げていく方針だという。