大谷翔平が連続MVPへ「最後の追い込み」 無双投球を敵地メディア称賛「最高の仕事」
アスレチックス放送局「大谷はマウンドと打席で驚くべき成績」
■エンゼルス 4ー2 アスレチックス(日本時間30日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で出場。投手では8回2死まで無安打の快投を演じ、8回2安打無失点10奪三振で15勝目を挙げた。アスレチックスの地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手との“MVP争い”に言及し「最後の追い込みをかける」と伝えている。
同局は「オオタニがMVPへ最後の追い込みをかける」の見出しでこの日の投球を論評。ジャッジが28日(同29日)にア・リーグタイ記録の61号を放ったことに触れ、「その翌日にショウヘイ・オオタニはニューヨーク・ヤンキースのスター選手の人気を奪おうと、最高の仕事を成し遂げた」と伝えた。
さらに、ジャッジは「ア・リーグ3冠王を射程圏に捉え、ほぼ全ての攻撃指標でトップに立っている」。大谷は「マウンドと打席で驚くべき成績を収めている」と比較。2人のMVP争いは「近年では屈指の接戦になる」とみられているとし、「ジャッジはMLB史上、攻撃面で最高クラスの活躍」を見せ、大谷は「ベーブ・ルースしか成し遂げられなかったことをやっている」と絶賛した。その上で「(MVP)投票者がオオタニができることを思い出す必要があるとしたら、この試合で得ることができた」と伝えている。
また、地区最下位に沈むアスレチックスはこの日はシーズン100敗目(56勝)。アスレチックスの地元紙「マーキュリー・ニュース」は「オオタニのノーヒットノーランは阻止したが、シーズン100敗は免れず」と伝え、「あらゆる打撃部門で球界最下位の打線をオオタニが鎮圧した」と論評している。
(Full-Count編集部)