大谷翔平、単年43.4億円も「将来に変化はない」 地元紙が指摘する新契約の意味
もともと来季はエンゼルスの支配下にあり、2023年オフにはFAになる
エンゼルスは1日(日本時間2日)、大谷翔平投手と年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約に合意した、と発表した。権利を有していた年俸調停を回避し、これまで調停を回避して1年契約を結んだ選手として史上最高額契約で来季はプレーすることになった。
大谷は今季ここまで投手として15勝8敗、防御率2.35、打者として打率.276、34本塁打94打点をマーク。規定投球回まであと1イニングに迫っており、規定打席との“W規定到達”も目前となっている。今季は2年契約の最終年。年俸調停の権利を持っていただけに、大幅な年俸アップが予想されていた。
大谷の新年俸は日本人メジャー最高額に。2023年もエンゼルスに留まることになったものの、地元メディア「オレンジ・カウンティ・レジスター」は「この契約は、オオタニとチームの将来についてなんの変化ももたらさない」と指摘し、今後も大谷の動向については騒がしくなりそうだとしている。
今季が2年契約の最終年だった大谷。年俸調停の権利はあるものの、FAとなるのは2023年のオフ。記事では「FAまでのあと1年、すでにエンゼルスの支配下にあったからだ。両者は単に1月か2月に起こっていたであろう交渉を数か月前に完了させただけ」としている。
大谷は今季途中にもトレードの噂が飛び交うなど、低迷するチーム状況も相まって去就に注目が集まっていた。ただ、このままであれば、大谷は2023年オフにはFAに。同メディアは「エンゼルスとオオタニが2023年以降の将来についてのあらゆる決断をチームの売却後まで遅らせることになりそうだ」と記した。
(Full-Count編集部)