大谷7回途中11K無失点の快投も白星ならず 米最多103球力投にファン喝采
チームは9回に劇的サヨナラ勝利
エンゼルス大谷翔平選手が13日(日本時間14日)、本拠地でのツインズ戦に先発し、6回1/3を3安打11奪三振2四球1失点(自責1)と快投。渡米後最多となる103球(69ストライク)を投げた二刀流に、本拠地ファンからはスタンディングオベーションが沸き上がったが、降板後に同点に追いつかれて4勝目には届かなかった。チームは9回にコザートの殊勲打で2-1と劇的なサヨナラ勝利を飾った。
立ち上がりこそ、速球の制球にやや苦しんだが、ツインズ打線を寄せ付けなかった。初回と2回に2本の内野安打を許すも、2回2死から8者連続凡退。5回に1安打を許しながら無失点とすると、その裏の攻撃で味方打線が1点先制に成功する。
6回先頭に四球を与えた後、自身の暴投も絡んで走者を三塁まで進めたが、最後はロサリオを空振り三振。この日11個目の三振でピンチを凌ぐと雄叫びを上げた。
7回のマウンドは、先頭ガーバーを1ボール1ストライクから3球目80.9マイル(約130キロ)スライダーで一塁フライ。続くモリソンにフルカウントからファウルで粘られた末、9球目で四球を与えたところでソーシア監督が登場。本拠地ファンは監督にブーイングを浴びせたが、マウンドを降りる大谷はスタンディングオベーションと大歓声で称えた。
1点リードの場面で同点の走者を残し、2番手ベドロジアンにマウンドを託したが、1死一、三塁から代打マウアーに同点タイムリー。大谷の白星は消え、防御率は3.58となった。
(Full-Count編集部)