200億円デグロム流出なら“代役”は大谷翔平? 金満メッツの思惑をNYメディア指摘

メッツのジェイコブ・デグロム(左)とエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
メッツのジェイコブ・デグロム(左)とエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

WCシリーズ第2戦でパドレス打線を封じたデグロム、今季終了後の去就に注目

 メッツのジェイコブ・デグロム投手は8日(日本時間9日)、パドレスとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発し、6回5安打2失点の好投で勝利に導いた。地区シリーズをかけた戦いは翌9日(同10日)の第3戦にもつれ込むことに。チームの行方も気になるが、ファンにとって気が気じゃないのはデグロムの去就。今オフは契約を破棄できるオプトアウトの権利を持っており、ニューヨーク放送局「SNY」は「デグロムの時代自体が終わるかもしれない」と流出の可能性もあるとみている。

 負ければ終戦となる崖っぷちの一戦で、パドレス打線の前に仁王立ちしたのはデグロムだった。2失点は喫したものの、8奪三振と圧倒。チームは1勝1敗となり、地区シリーズへ望みをつないだ。ただ、同メディアは「負けたらデグロムの将来が突如最優先事項になる」とも。現状は2023年まで5年総額1億3750万ドル(約200億円)の超大型契約を結んでいるが、今季終了後にオプトアウトできる権利が契約に盛り込まれている。

 同メディアによると、デグロムは春季キャンプ中からオプトアウトを行使すると話しており、メッツ側は引き留めを図ってきた。この2年は相次ぐ故障でシーズンを全うできていないが「メッツはかなりのオファーをするだろう」と強調。一方で「トレードを通じてショウヘイ・オオタニを、あるいはスティーブ・コーエン(オーナー)の札束を使って(FAで)ジャスティン・バーランダーを、彼の代わりに獲得することを彼らがブレインストーミングしていないとは思わない」とも述べている。

 記事では、友人の話としてデグロム本人の心の変化にも言及。シーズン開幕前には残留可能性がゼロだったというが、今季から率いるバック・ショーウォルター監督のもとで勝てるチームと変貌を遂げたことで「50/50」に揺れ動いたという。残留か移籍か――。決断次第では、もしかしたら大谷らスター投手にも影響が及ぶかもしれない。

(Full-Count編集部)

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