21歳新人右腕が急遽メジャー初登板で快挙達成! 初勝利&13奪三振の快投劇
母ディアスさんが見守る前で見せた快投劇
エンゼルスの大谷翔平は開幕から投打の二刀流で全米にセンセーショナルな活躍を見せているが、メジャーデビューで13奪三振を記録したルーキー右腕が米で話題となっている。ブルワーズのフレディ・ペラルタ投手は13日(日本時間14日)の敵地ロッキーズ戦で初登板し、6回途中を1安打13奪三振無失点の快投でメジャー初勝利を挙げた。
メジャー初登板とは思えないほどの快投を演じたのは、ブルワーズのフレディ・ぺラルタだ。ドミニカ共和国出身の21歳のルーキーは初回の先頭ラメーヒューから見逃し三振を奪うと、圧巻の奪三振ショーを見せつけた。
MLB公式サイトは「ペラルタが家族の前でのMLBデビューで13奪三振を記録する」と見出しを付け、この日の快投を報じている。同サイトではペラルタはブルワーズのNO.9プロスペクトで、この日、投じた全98球のうちのほぼ全てがムービングファストボールだったことをレポートしている。
また、ペラルタの13奪三振は、デビュー戦の2桁奪三振としては2012年のマット・ハービー以来で、2014年に14個の三振を記録したスティーブン・ストラスバーグ以降ではデビュー戦最多奪三振であることに言及。そして米データ専門サイト「ベースボール・リファレンス」によると、1908年以降にデビュー戦で13奪三振以上を記録した史上5人目のルーキーであったことも報じている。
この日、ペラルタは本来ならば3Aで登板予定だったが、先発ローテの一角を担うチェイス・アンダーソンのDL入りに伴い、急遽、試合に駆け付けたという。ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督は「最初に投げた3球で緊張もほぐれていたね。そこからは、ただよくなるばかりだったよ」と称賛。同僚のヘスス・アギラール一塁手も「泣きそうになったね。本当にうれしいし、誇りに思うよ」と我が事のように喜んだという。
母の日に新人右腕が見せた快投劇。球場で息子の晴れ姿を見守った母ディアスさんは「私の人生の中で最も大事な場面の1つになりました」と感激した様子を見せたが、ペラルタにとっても思い出深い1日になっただろう。