世界一アストロズ指揮官が大谷警戒「デンジャラス」「彼の研究をしている」
球界屈指の右腕コンビ、コール&バーランダーと対戦予定
エンゼルスは14日(日本時間15日)から本拠地に昨季世界一のアストロズを迎えて3連戦を行う。前日13日(同14日)に本拠地ツインズ戦で11奪三振の快投を披露した大谷翔平選手はスタメンから外れたが、アストロズのA.J.ヒンチ監督は「彼はデンジャラスだ」と警戒した。
試合前の会見で大谷に話が及ぶと、ヒンチ監督は「彼の研究をしている。そのうち対戦するのは分かっているからね」と、早くから“予習”していることを告白。さらに「彼はデンジャラスだ」と警戒を強めた。
「デンジャラス」と評価する理由は2つある。1つは「彼はどの方向にも打球を場外へ運ぶ」才能を持つから。そして、もう1つは「スピードもある」からだ。内角攻めにあっても、外角攻めにあっても、広角に打ち分ける類い稀なる打撃センスを披露。快足を生かした走塁も武器の1つになっている。
大谷は15日(同16日)の第2戦からDHとしてスタメン出場する可能性が高い。ヒンチ監督は「(第2戦)コールと(第3戦)バーランダーが対戦するのはいいテストになる」と話し、球界屈指の右腕コンビでもある、今季4勝1敗&防御率1.43のゲリット・コール、今季4勝2敗&防御率1.21のジャスティン・バーランダーと大谷の対戦を心待ちにした。
見極めるポイントは2つ。「球速にどうやって対応するか、我々の投手が投げるストライクゾーンの球にどう対応するか。明日からの2試合で見えてくる」と、打者・大谷についての研究を進める予定だ。
ヤンキース開幕投手ルイス・セベリーノの内角球を豪快ホームランにするなど、球界を代表するピッチャーにも物怖じしない23歳二刀流。世界一軍団が誇る剛腕2人を相手に、どんな打撃を披露するのか楽しみだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)