元メジャーリーガーやWBC代表も戦力外に… 今オフ通告を受けた“大物選手”は?

戦力外通告を受けたオリックス・増井浩俊、巨人・山口俊、ソフトバンク・秋吉亮【写真:荒川祐史、藤浦一都】
戦力外通告を受けたオリックス・増井浩俊、巨人・山口俊、ソフトバンク・秋吉亮【写真:荒川祐史、藤浦一都】

巨人山口はNPB通算443試合登板で66勝66敗112セーブを誇る

 NPBの戦力外通告期間が1日に終了した。第1次、第2次と合わせ、今季も12球団で100人を超える選手が通告を受けた。その名前の中には、元メジャーリーガーや侍ジャパンとしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場した選手など、十分な実績を残した大物選手たちも複数含まれていた。

 巨人の山口俊投手は、2005年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団。国内フリーエージェント(FA)権を行使して2017年から巨人に移籍すると、2019年には最多勝、最高勝率、最多奪三振に輝き、海を渡った。2020年にブルージェイズでメジャー初登板も、翌2021年6月に巨人に復帰。35歳を迎えた今季はわずか1試合の登板に終わったが、NPB通算443試合登板で66勝66敗112セーブを誇る。

 2005年高校生ドラフト1巡目で中日に入団した平田良介外野手は、長らくチームの中心打者として活躍し、2015年にはベストナインに輝いた。2017年には日本代表としてWBCに出場。しかし近年は出場機会を減らし、今季は51試合出場で打率.200にとどまった。

 同じく侍ジャパンの一員として2017年のWBCに出場した“救援コンビ”も戦力外となった。オリックスの増井浩俊投手は日本ハム時代の2012年に73試合に登板してリーグ記録の45ホールドを挙げ、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。2018年に国内FA権を行使してオリックスに移籍。通算163セーブ&158ホールドをマークしている。

 ソフトバンク・秋吉亮投手はヤクルト時代の2015年から2年連続70試合以上に登板。トレード移籍した日本ハムを昨年限りで「ノンテンダー」で自由契約となり、日本海オセアンリーグ・福井を経て今季途中にソフトバンクに加入したが、わずか3か月で戦力外となった。実績がありながらも岐路に立った選手たち。新天地でプレーすることはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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