「MLBでもエースになれる」 米敏腕記者も太鼓判、佐々木朗希の底知れぬ才能
MLBネットワークのモロシ記者は多くの国際大会を取材、侍ジャパンにも熱視線
野球日本代表「侍ジャパン」は5日から4試合予定されている強化試合に臨む。来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一奪回へ向けた貴重な実戦機会。海外メディアも侍ジャパンの戦いに注目している。そのひとりがMLBネットワークのジョン・モロシ記者。これまで多くの国際大会を現地で取材した国際派のモロシ記者が「投手としてショウヘイ・オオタニを超えるかもしれない」と注目している選手がいる。
侍ジャパンに初選出されたロッテ・佐々木朗希投手だ。モロシ記者の度肝を抜いたのが、20歳5か月と史上最年少の完全試合達成となった今年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)。1994年槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶりの快挙だったが、プロ野球記録となる13者連続を含む1試合19奪三振と投球内容も圧巻だった。
「ササキのことは知っています。もちろん完全試合は知っていますし、彼の投球をチェックしてきました。メジャーに来る(権利を得る)までは数年間かかりますが、彼の投球を国際大会で見るのはすごく楽しみですね。今年の活躍でメジャーリーグのスカウトからも、かなり注目を集めていました。将来メジャーでも活躍することになると私は信じています」
高卒3年目の今季は20試合登板して9勝4敗、防御率2.02をマーク。前半戦は6勝1敗と順調に勝ち星を積み重ねたが、夏場以降は登板間隔が空いた。それでも173奪三振は沢村賞を受賞したオリックス・山本由伸投手(205奪三振)に次ぐリーグ2位の好成績。底知れぬポテンシャルを感じ取っている。