契約延長の話題が浮上したイチロー 地元紙に語った“マーリンズ愛”とは
球団内ではすでに契約延長を検討、イチローは「ここで、ただただ自分の時間を楽しんでいる」
マーリンズが1年契約を結んでいるイチロー外野手の契約延長について、球団内ですでに話し合いをしていることをダン・ジェニングス監督が17日に明らかにした。一方、来季は42歳で新シーズンを迎えるレジェンドは、メジャー人生3球団目となった新天地にどのような想いを抱いているのだろうか。地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「イチローは戻ってくるのか?」と報じている。
メジャー15年目のイチローは、通算安打を現役2位の2886本まで積み上げている。19日のタイガース戦で通算3000安打を豪快なソロホームランで決めたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手に続くメジャー史上30人目の金字塔に最も近いプレイヤーとなっている。
記事では、イチローはマーリンズに残留する可能性があると見ている。その理由の1つに、マーリンズがレジェンドに自分たちのユニフォームを着て、3000本安打を達成してほしいと熱望している事実があるという。さらに、もう1つの理由として、イチロー自身が若いマーリンズのメンバーと過ごす日々を楽しんでいることを挙げている。
イチローは同紙の取材に対して、こう語ったという。
「個人的には、ここで、ただただ自分の時間を楽しんでいますよ。チームメートたちは最高ですし、彼らと素晴らしい時間を過ごすことができています。たとえ、その数字(3000本安打)が近づいてきたとしても、個人的に最も重要なことは、チームメートと一緒にプレーする自分自身が楽しめているということです。
記録が近づいて、仮に残り1本になって、本当は一緒にいたくなかったり愉快に過ごせなかったりする人たちといたとしても、僕は今いるこのグループと一緒のとき以上に自分自身が楽しめるとは思わない」
マーリンズの同僚に対する深い愛着を明らかにしている。