大谷、6本塁打のうち5本が“センター弾”「彼より打ってるのはハーパーのみ」
完敗も9回に一矢報いる一発「彼よりセンター方向へ本塁打を放ったのはハーパーだけ」
17日(日本時間18日)の本拠地レイズ戦で、大谷翔平投手が6号ソロを放った。「5番・DH」でスタメン出場し、3打席連続ノーヒットだったものの、7点を追う第4打席に意地の一発。試合は1-7で完敗し、3連敗を喫したが、18日(同19日)の試合へとつなげる豪快弾となった。センター方向へのホームランは今季5本目。米メディアは、これがナショナルズのスーパースター、ブライス・ハーパー外野手に次ぐ“メジャー2位”の本数であると伝えている。
大谷は3打席目まで相手エース右腕クリス・アーチャーの前に無安打。渡米後最長の8打席連続無安打となり、チームも大差をつけられて重い空気が漂っていた。しかし、二刀流右腕が翌日からの逆襲へ向けて、ムードを変える一発を9回に放った。1死で打席に立つと、2番手右腕プルイットの直球を完璧に捉え、センターへと運んだ。
これが今季6本目。そのうち、ヤンキース右腕セベリーノの内角球を痛烈なライナーで右翼に運んだ一発以外の5本をセンター方向に運んでいる。「ESPNスタッツ&インフォ」はツイッターで「ショウヘイ・オオタニが放った6本の本塁打のうちの5本がセンターへのものだ。彼よりセンター方向へ本塁打を放ったのはブライス・ハーパー(計13本のうち6本)だけである」とデータを紹介。センター方向への本塁打数では“メジャー2位”だという。
また、完封負け寸前での一発に、地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は「ショウヘイ・オオタニがちょうど今、本塁打を放った。よって、エンゼルスは2試合連続完封を免れた」とツイッターで“速報”。MLB公式サイトでエンゼルス番を務めるマリア・グアルダード記者も「ショウヘイ・オオタニが今シーズン6本目の本塁打を放ち、エンゼルスの21回連続無得点の記録を途絶えさせた」とツイートした。
大谷本人は試合後、「もっともっと早い段階で打てれば結果は違ったんじゃないなと思う」と悔しさを滲ませながらも「今日のこの1点が明日の1回につながっていけばいいなと思って、打席には行きました」と最終打席に向かった時の心境を明かした。まさに、翌日へとつなげる豪快弾。連敗脱出へ向けて、気持ちを切り替えたいところだ。
(Full-Count編集部)