元ドジャース・プイグが不法賭博&虚偽供述で有罪 最大5年の懲役刑も…野球人生の危機
今季は韓国プロ野球のキウムで復活への一歩を踏み出したが…
ドジャースなどで活躍し、今季は韓国プロ野球のキウムでプレーしたヤシエル・プイグ外野手が14日(日本時間15日)、違法賭博容疑で捜査を受けた際、虚偽の供述を行った罪を認めた。米連邦地検カリフォルニア地区が声明文を発表している。虚偽証言での有罪は最大で5年の懲役を受ける可能性があり、さらに少なくとも5万5000ドル(約770万円)の罰金支払いに合意している。プイグは15日(同16日)には裁判所に出廷する予定だという。
プイグは2019年5月、ウェイン・ジョセフ・ニックス氏が運営していた違法賭博ビジネスでスポーツ賭博を始めた。同年6月までに、プイグの損失額は28万2900ドル(約4000万円)となっていたという。そして今年1月、連邦機関の捜査員と面談した際に、虚偽の供述を行ったという。「虚偽の供述は犯罪となる」という忠告にもかかわらず、複数回繰り返した。
キューバ出身のプイグは2012年に亡命しドジャースと契約。2013年にはメジャーデビューし104試合で打率.319、19本塁打を残した。7年のメジャー生活で通算861試合に出場し打率.277、132本塁打。球宴に一度出場している。賭博を行っていたとされる時期にはレッズに所属していた。
今季は韓国プロ野球のキウム入りし、126試合で打率.277、21本塁打、73打点。チームの韓国シリーズ準優勝に貢献していた。韓国でも衝撃が広がっており、現地紙「スポーツ京郷」はかつて飲酒運転による懲役刑を理由に韓国プロ野球復帰が認められなかったカン・ジョンホ内野手(元パイレーツ)の例を紹介、「来季のKBOリーグ復帰も不透明だ」としている。
(Full-Count編集部)