巨人戦力外から新天地決定、トライアウト受験の右腕引退 動き活発…16日の去就
FAの森友哉はオリックスが獲得…西武が人的補償選択ならプロテクトは?
プロ野球の来季を左右する目玉の移籍を含め、16日は多くの球団で動きがあった。オリックスは、西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した森友哉捕手の獲得を発表。争奪戦の末、同じリーグでの移籍となった。今後は西武側の対応が注目される。人的補償を選んだ場合は、オリックス側がプロテクトした28選手以外から選択することになる。
その西武は、ディートリック・エンス投手と来季の契約を締結。来日1年目の今季は23試合に登板して10勝7敗、防御率2.94と存在感を発揮した。広島では、ドリュー・アンダーソン投手、ニック・ターリー投手、ライアン・マクブルーム内野手と再契約。ヘロニモ・フランスア投手とは来季の契約を結ばなかった。
楽天は、福山博之投手と釜田佳直投手の現役引退を発表。今オフに戦力外通告を受けた釜田は、今月に12球団合同トライアウトを受験。NPBでの再起を目指したが、ユニホームを脱いで来季は球団スタッフに転身することになった。一方で、新天地を掴んだ選手もいる。今季限りで巨人を戦力外となったエスタミー・ウレーニャ内野手は、育成選手としての楽天入りに合意した。
ロッテの古谷拓郎投手は、育成契約で再出発。最近2年間は1軍登板がなく、今季はイースタン・リーグで3試合に登板して1勝1敗、防御率3.60。10月に戦力外となっていた。去る選手に来る選手、そして出直しとなった選手……。2023年に向け、それぞれが決断を迎えている。