プロ注目“広陵のボンズ”真鍋が自画自賛の通算48号 感じた手応え「飛距離より角度」

特大弾を放った広陵・真鍋慧(右)【写真:小林靖】
特大弾を放った広陵・真鍋慧(右)【写真:小林靖】

3打数2安打1打点1死球の活躍で初戦突破に貢献した

 秋の日本一を決める「第53回明治神宮野球大会」は19日、神宮球場で第2日が行われ、高校の部では広陵(広島)が6-2で東海大菅生(東京)を破り初戦を突破した。プロ注目の左打ちのスラッガー・真鍋慧内野手(2年)が「3番・一塁」で出場。7回先頭で右翼席へ高校通算48号のソロを放つなど、3打数2安打1打点1死球と活躍した。

 3回の攻撃では、2死一塁で“広陵のボンズ”こと真鍋が打ち上げた飛球に対し、相手の中堅手と右翼手が衝突し落球(記録は中堅手の失策)。この間にチームに先制点が入った。4回には一挙4点。そして7回、先頭の真鍋が初球の真ん中内寄りの直球を叩くと、打球は高い弧を描いて右翼席に着弾した。1年生だった昨年は、準決勝の花巻東戦で右翼ポール際へ3ランを放っている。「昨年より弾道が高かったですし、いい打球だったと思います。今は飛距離より、角度を意識しています。通算の本数より、試合の大事な場面で打てたらいいと思います」と自画自賛した1発だった。

 昨年の神宮大会で準優勝した広陵だが、今春の選抜では2回戦止まり。夏は広島県大会でまさかの3回戦敗退を喫した。中井哲之監督は「真鍋は飛距離も伸びている。夏の悔しい思いを抱えながら、主将の小林(隼翔内野手)とともにチームを引っ張ってくれています」と目を細める。189センチ、93キロの体格がさらに大きく見える、迫力満点の強打者だ。

【実際の様子】“広陵のボンズ”こと真鍋が放った特大の一発や試合の様子

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