大阪桐蔭、史上初の神宮大会連覇 エース前田が4回7K0封救援、広陵は2大会連続準V

優勝しマウンドに集まる大阪桐蔭の選手たち【写真:小林靖】
優勝しマウンドに集まる大阪桐蔭の選手たち【写真:小林靖】

2年連続2度目の神宮大会優勝、関西地区に来春選抜の「明治神宮大会枠」

 秋の日本一を決める「第53回明治神宮野球大会」は24日、神宮球場で高校の部・決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪)が広陵(広島)に最大5点差を逆転勝ちし、2年連続2度目の優勝を飾った。神宮大会連覇は史上初めてだ。中国勢として初優勝を目指した広陵はあと一歩届かなかった。

 4回までに0-5。大阪桐蔭打線が目覚めたのは5回だった。先頭・長澤元外野手(2年)の左翼フェンス直撃三塁打から八瀬山大悟内野手(2年)の左犠飛で反撃を開始。山田太成外野手(2年)、徳丸快晴外野手(1年)、南川幸輝捕手(2年)の3者連続タイムリーに長澤の押し出し四球。打者11人の猛攻で同点に追いついた。

 5-5で迎えた6回には山田が勝ち越し打。投げては6回からエース・前田悠伍投手(2年)が救援し、4回7奪三振3安打無失点と好投した。プロ注目の左腕は21日の準決勝・仙台育英戦で161球を投げた疲れを感じさせなかった。関西地区に来春選抜の「明治神宮大会枠」を2年連続でもたらした。

 2年連続で決勝が同一カードとなるのは大会初めて。昨秋も大阪桐蔭が11-7で打ち勝っていた。広陵は3番・真鍋慧内野手が4回に右越え2ラン。試合を優位に進めたが、5回以降は無得点に終わった。

(Full-Count編集部)

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