大谷翔平の最優秀DH賞に複雑？「ヨルダンは盗まれた」　落選アルバレスに同情の声も

アルバレスは左翼手でも56試合出場、指名打者成績では大谷が上だった

　メジャーリーグ機構（MLB）は28日（日本時間29日）、エンゼルス・大谷翔平投手が年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」に2年連続で選出されたと発表した。同賞の連続受賞は2003年から2007年まで5年連続受賞していたデビッド・オルティス（レッドソックス）以来。多くのファンにとって驚きの受賞となったようだ。

　大谷は今季153試合出場して、打率.273、34本塁打、95打点をマーク。出塁率.356、長打率.519でOPS.875を記録したが、打率.306、37本塁打、97打点、OPS1.019をマークしたアストロズのヨルダン・アルバレス外野手のシーズン成績よりも下回っていた。

　大谷受賞を伝えるMLB公式ツイッターには「クールだ」「ショウヘイ良かったね」と祝福するだけでなく、「ヨルダンの方が良かった」「ヨルダンは盗まれた」とのコメントも。エンゼルス公式ツイッターにも「今すぐ契約延長してくれ」「レジェンド」「引退するまでずっと受賞し続けて」とのコメントのほか、「ヨルダンは泣いているだろう」「ヨルダンさんは気の毒だ」と書き込まれた。

　アルバレスは今季、左翼手として56試合出場。指名打者として出場成績は77試合、打率.299、80安打、19本塁打、52打点にとどまる。各球団の担当記者、球団広報担当者ら多くの投票者は“指名打者のみ”で票を投じたと見られるが、両スラッガーとも好成績を残したことは間違いない。

（Full-Count編集部）