侍ジャパンの“若き才能”を米メディア警戒 WBCへ注目「今すぐ覚えるように」
MLBネットワークのモロシ記者、“村神様”は「とてつもない話」
来春行われる「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に向け、各チームの布陣が徐々に明らかになりつつある。そんな中、MLBネットワークの情報番組「ホット・ストーブ」では、初出場が濃厚なヤクルト・村上宗隆内野手、ロッテ・佐々木朗希投手の名前を挙げ「今すぐ覚えるように」と警戒心を高めている。
同番組では、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が、開幕まで100日を切ったWBCについてまとめた。日本については「オリンピックチャンピオンの日本について話そう。ロウキ・ササキとムネタカ・ムラカミが初めてWBCに出場する。まずはササキから」として話し始めた。
今季完全試合を達成した21歳の右腕を「シーズン前半、連続パーフェクトイニングで話題になった。とてつもないピッチングだった。フォームや(球種の)レパートリーが、ダルビッシュと似ているから、比較される。若き天才だ。松坂大輔や2009年決勝を締めくくったダルビッシュ有などは、この大会を通じて世界的なスターになった」と絶賛し、偉大な投手らと肩を並べるほどの存在だとした。
さらに「ムラカミもそうだ。レギュラーシーズンでも紹介したが、王貞治が持っていた、日本人のシーズン本塁打記録を更新した」とシーズン日本人最多56本塁打の打棒に注目。「“ムラカミ”を漢字で書くと『ムラ』と『カミ』に分けられる。王氏の記録に挑んでいるとき、新聞各紙はこぞって『村神』と書いた。とてつもない話だ」と日本で“村神様”と呼ばれていたことまで紹介。「ロウキ・ササキと、ムネタカ・ムラカミの名前は今すぐ覚えるように」と発信した。
なお同記者はほかにも、キューバ市民権を持つヨアン・モンカダとルイス・ロバートのメジャー組がWBCに出場可能であることを指摘。さらにモリーナ監督が率いるプエルトリコは、二塁にハビエル・バエズ、三塁にFAのカルロス・コレア、遊撃手にフランシスコ・リンドーアの布陣になると予想した。
(Full-Count編集部)