NPB復帰決断なら争奪戦 持久戦も…リミットは1月末? 日本人メジャーリーガーの去就は
澤村、有原、筒香はメジャー契約を優先か
2023年の年が明けた。プロ野球12球団の2月1日のキャンプインへ向けた補強も最終段階に入ってきているが、次に注目されるのは、去就の決まっていない日本人メジャーリーガーのNPB復帰だろうか。ここでは昨季限りで所属球団を退団したものの、まだ移籍先が決まっていないプロ野球選手をピックアップしていきたい。
澤村拓一投手はレッドソックスとの2年契約最終年だった昨季49試合登板して1勝1敗3ホールド、防御率3.73をマーク。昨年9月に退団し、現在はフリーエージェント(FA)となっている。これまでに米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はボストン・グローブ紙の情報として、右腕が日本球界復帰よりもメジャーでのプレーを希望していると報道。3年ぶりのNPB復帰はあるのだろうか。
有原航平投手、筒香嘉智外野手もメジャーでの契約を待っている段階か。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は昨年12月のウインターミーティングで両選手ともNPB球団からオファーがあったが、メジャーとの契約を目指す方針を明らかに。先発での再起を期す有原について、ウルフ氏は「メジャーで適切な契約がない時の場合のみ、NPBでのプレーを考慮する」。筒香については「メジャーでのプレーを優先している。メジャー契約を1月まで探す」と長期戦を示唆している。NPB球団にとっては、3選手とも“持久戦”となりそうだ。
年末に巨人・井納翔一投手、日本ハム・金子千尋投手、中日・平田良介外野手ら大物選手たちがユニホームを脱ぐ決断を下した。一方で、2019年に最多勝、最多奪三振、最高勝率の投手3冠に輝いた山口俊投手、通算163セーブ&158ホールドの増井浩俊投手、2017年に全143試合出場した倉本寿彦内野手らの去就が決まっていない。岐路に立った選手たちの決断に注目していきたい。
(Full-Count編集部)